前回は簡単にソーシャルスタイル理論とはどういうものなのかをご説明しました。
https://uchino-blog.com/rennaisinnrigaku/social-style-theory1/
相手のコミュケーションスタイルを知ることで、人間関係が円滑にいきやすくなります。
人は4つのタイプに分けることができ、それにより行動傾向を知ることができます。
行動力・決断力は速く、自分が主役でいたいタイプ
2、エミアブルタイプ(友好的)
周りの意見を大切にし、調和も求めるタイプ
3、ドライバータイプ(現実的)
結論を急ぐ、冷静で合理的なタイプ
4、アナリティカルタイプ(論理的)
正確な情報から分析し、慎重に判断するタイプ
例えば…!もう少し詳しく。
ドライバータイプ
筆者は、プライベートでの簡単な決め事は、ドライバータイプです。
販売などで、「お子さんはいらっしゃるんですか?」「ご職業はなんですか?」などの世間話は時間がもったいないと感じるので好みません。
また、「かわいいですね、この服装、素敵です。」などといった褒め言葉も必要ありません。
結局なにが言いたいの?もう5分経った…。とイライラしてしまいます。
「5分で済みますので話を聞いてくれませんか?」
「単刀直入に言います。この商品はこんないいところがあります。買ってくれませんか?」
これだけで充分です。
また、話に白黒をつけたいので、グレーゾーンで終わる話は嫌いです。
YESでもNOでもどっちでもいいので早く結果を言って欲しい…と願うのがこのドライバーに多いタイプです。
アナリティカルタイプ
筆者は重大な決め事に関しては、アナリティカルタイプになります。
例えば「君は最高に素敵だ。俺についてきたら、さらに大きな幸せが待っている!」などというエクスプレッシブタイプのセリフにはあまり惹かれません。
統計的にこのようなタイプの人はどんな性格で、どのような未来が予測できるか、過去に失敗したことはないか、あるならどのように失敗したのか。など論理的に分析して、理屈っぽく物事を考えます。
そのため、決断はかなり慎重に考えるので時間を要します。
「俺はこんな人間で、今までこのように努力をして、過去にこんな成功をおさめてきたので、将来的に良い結果が待っているのは間違いない。」
と言われる方が響きます。
リスクを避けたいと思う傾向にあるので、ノリや直感で動くエクスプレッシブタイプとは真逆です。
また、多角的な目線の情報を出来るだけ多く、詳しく知りたいので、プレゼンをするように説明することが大切です。
エミアブルタイプ
一方、筆者は、仕事場や表面の顔はエミアブルタイプです。
仕事場で下っ端の私にドライバータイプのように振る舞う権限はありません。
そのため、なるべく周りの意見を聞きながら事を進めたいと思っています。
そのため、決断を強いられるような場面は好みません。
この決断をすると、周囲はどう思うかな、この人は得をするが、あの人は損をするんじゃないかな
などと考えすぎて決断に至らないのです。
元より自分で決断する気は全くないので、上司や周囲の意見を確認してから決断する方を選びます。
そのため、問題を丸投げにされると、途端に不安になります。
もしかして、私は何かやらかしてしまったんではないか、もう見捨てられてしまったんではないか、と考える傾向にあるので、プロセスを見てくれているという安心感を求めます。
また、みんなで褒め合って良いところを伸ばしていきたいと思っており、平和的解決を好みます。
エクスプレッシブタイプ
ちなみに、今の筆者はエクスプレッシブタイプの要素はあまりありません。
しかし、昔は直感で動くことが多く、エクスプレッシブタイプだったと思います。
感覚で行動し、データはむしろ必要ないと考えていました。
このタイプは、データで説明されると、「よく分からないけど理屈っぽくてなんかヤダな…」と思われる可能性があるので、興味を惹くような話文句が必要です。
また、新しいことが好きで、飽きっぽいので関心ごとが変わる前に話を進めないと熱が冷めてしまう可能性があります。
ノリを重視するので、心がときめけば二つ返事でYESと言ってくれるでしょう。
また、ドライバータイプとは違い、世間話も喜んでしてくれます。
とにかく自分が主役でありたいと思っているので、このタイプには「あなたのことが知りたいです」というスタンスでいけば喜ばれます。
「○○さんって、すごいです!尊敬しています!」
まとめ
今回はソーシャルスタイル理論について説明しました。
コミュケーションを円滑に行うために、相手のコミュケーションスタイルを見極めることが大切になります。
私のように、いくつも違うタイプを使い分けている場合も多くあるため、「この人はこのタイプ」と決めつけるのは注意が必要です。
是非、参考にしてみてくださいね。